2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3492ページ
ナイス数:24ナイス

謎の独立国家ソマリランド謎の独立国家ソマリランド感想
面白かった〜! 学者や大新聞の記者とは違った、バックパッカーの延長のような、探検家のような著者の、命懸けの大冒険と、それをユーモアにくるんで伝える曲芸に大興奮。正義ではなく金、権威ではなく契約がすべてを決める社会。口絵の笑顔の女性の写真のように「悲惨なアフリカ」というステレオタイプをぶち破るハイパー民主主義国家。南部ソマリアの剛腕姫ハムディの超絶なかっこよさも印象的。イスラム、氏族、政治家の絶妙なパワーバランス、その中でいきいきといきる人々。傑作ノンフィクション。
読了日:6月27日 著者:高野秀行
ましろのおと(11) (月刊マガジンコミックス)ましろのおと(11) (月刊マガジンコミックス)
読了日:6月24日 著者:羅川真里茂
フランス中世文学を学ぶ人のためにフランス中世文学を学ぶ人のために感想
演劇とファブリオと研究手法、語学以外は読んだ。
読了日:6月24日 著者:
十二の恋の物語―マリー・ド・フランスのレー (岩波文庫)十二の恋の物語―マリー・ド・フランスのレー (岩波文庫)感想
短い詩を集めたものなので読みやすい。現代の常識とは違った恋の形が描かれる。特に面白かったのはBLかよ? と思わざるをえない「狼男」と、珍しく騎士のほうが異界出身(他は逆)の「ヨネック」。しかし「領主」たちは寝とられまくりである。
読了日:6月24日 著者:マリー・ド・フランス
おおきく振りかぶって(23) (アフタヌーンKC)おおきく振りかぶって(23) (アフタヌーンKC)感想
前巻を買い損ねているようだ。しかし楽しめたw
読了日:6月23日 著者:ひぐちアサ
フランス中世断章―愛の誕生フランス中世断章―愛の誕生感想
エッセイ集と考えたほうがよさそう。「沈める都」「樽の話」等を拾い読み。
読了日:6月23日 著者:新倉俊一
アルテ 1 (ゼノンコミックス)アルテ 1 (ゼノンコミックス)
読了日:6月22日 著者:大久保圭
マビノギオンの世界―ウェールズに物語の背景をたずねてマビノギオンの世界―ウェールズに物語の背景をたずねて感想
ざっくり。聞き覚えのない固有名詞に白黒。復活の大釜やクローバーの花が足下から生える乙女など、面白いモチーフがたくさん。
読了日:6月18日 著者:加藤忠興,中野節子,加藤公惠
癒しの女性史―医療における女性の復権 (Healing library)癒しの女性史―医療における女性の復権 (Healing library)感想
古代〜中世の部分のみざっくり読んだ。サレルノ医学校の逸話が面白い。ほかに、ビンゲンのヒルデガルドなど。
読了日:6月17日 著者:J.アクターバーグ
王国の子(4) (KCx ITAN)王国の子(4) (KCx ITAN)感想
ようやくエリザベスが表舞台に出てきて、それと共にハラハラ感もましましに。ロバートとの関係……おやおや? 面白くなってきました。
読了日:6月15日 著者:びっけ
しろまん 2 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)しろまん 2 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)感想
面白かった〜。城ってすごい!
読了日:6月14日 著者:松志ぐら
ひとりの体で 下ひとりの体で 下感想
読んだ後、お見事!! とスタンディングオベーションしたくなる作品。謎がちりばめられた苦しくも美しい前半生、伏線を一気に回収する・力強い希望に満ちた後半生、その間に「あの」80年代ニューヨークのエイズ禍という悲劇を挟む。これをシスヘテロの70歳くらいの男性が書く、そのことがありうる世界が今であること、それが嬉しくてたまらない。一方で、同性婚が議論の俎上に載ったばかりの日本との差に悲しくなる。「彼は初めてにこっとし、そして不意に見えたのだ。彼は可愛い女の子の笑顔を持っていた。」映画化しないかな。
読了日:6月13日 著者:ジョンアーヴィング
四月は君の嘘(9) (月刊マガジンコミックス)四月は君の嘘(9) (月刊マガジンコミックス)
読了日:6月1日 著者:新川直司
ヨーロッパの図像 神話・伝説とおとぎ話ヨーロッパの図像 神話・伝説とおとぎ話感想
贅沢な本。一ページ一ページが美しく、紙の感触、インクの匂いが快い。いままでよく知らなかったギリシャ神話などが体系立ててコンパクトに把握できるのも○。19世紀の英国絵画が充実している。
読了日:6月1日 著者:

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